時事通信 2017/08/16-09:53

 【ワシントン時事】ティラーソン米国務長官は15日、世界各国の宗教の自由に関する年次報告書(2016年)を発表した。中国について「政府が何千人もの人々を宗教的信条を理由に拷問、拘束し、投獄している」と批判。ウイグル族のイスラム教徒やチベット仏教徒の宗教的表現を制限する政策が増加していると指摘した。

〔写真特集〕中国の民主派作家・劉暁波氏

 報告書は、報道やNGOなどの情報を基に、中国でチベット族の僧侶ら3人が昨年、宗教の自由を制限する政府の政策に抗議し焼身自殺を図ったことなどを取り上げた。
 長官は、サウジアラビアについて「シーア派イスラム教徒に対する攻撃や社会的偏見、差別が特に懸念される」と指摘。トルコに関しても、アレビ派など少数派イスラム教徒の人権が制限されている現状を問題視した。 
 長官はまた、米軍主導の有志連合による過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦が進展しているものの、支配地域内でISによるヤジディ教徒やキリスト教徒に対するジェノサイド(大虐殺)が続いていると警告した。


https://www.jiji.com/jc/article?k=2017081600298&g=isk