朝日新聞 2017年2月12日

 亡命ウイグル人の民族運動のリーダー、ラビア・カーディルさん(70)が来日し、12日に朝日新聞の単独インタビューに応じた。中国政府によるウイグル族への締め付けが強まり、国内で不満が高まっていると指摘。チベット自治区の民主化を求めて中国当局との対話を探るチベット亡命政府(インド・ダラムサラ)と連携する考えも示した。

 ラビア氏はタイ・バンコクの「エラワン廟(びょう)」や、キルギスの中国大使館の爆発テロなどで、ウイグル人の関与が指摘されていることについて、「私は平和的な対話路線を取っており、犯罪者とは関係がない」とした。

 また、「中国政府は経済力を武器に、東南アジア諸国やトルコなどに圧力をかけ、中国から逃れたウイグル族を送還させようとしている」と批判。「生死の境に人々を追い込むべきではない」と訴えた。

 ログイン前の続きラビア氏は米国在住だが、中国には子供や親族が残り、当局の監視下にあるという。「何げない国際電話をした後も、すぐに当局が内容を聞き取りに来る。少数民族への同化政策や宗教施設の破壊、弾圧も強化されている」と憤った。

 今回の来日は、人権団体の招きで実現。滞在中には自民党幹部との面会も予定している。12日は、都内であったチベット亡命政府のロブサン・サンガイ首相の講演会に出席し、亡命チベット人らとの連携をアピール。「ダライ・ラマ14世とは連絡を取り合っている。サンガイ首相とも協力していきたい」と語った。

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