新疆ウイグル自治区の共産党施設で爆発 「テロ攻撃」5人死傷、突入の3人を射殺
産経ニュース 2016.12.29 19:26

 【北京=西見由章】中国国営新華社通信によると、28日午後4時50分(日本時間同5時50分)ごろ、新疆ウイグル自治区ホータン地区カラカシュ県で、3人が乗った車が県共産党委員会の建物に突入し、刃物で職員らを襲撃した上、爆発物を起爆させた。同委員会の幹部と警備員の計2人が死亡し、別の幹部3人が軽傷を負った。
 中国公安省は「テロリストによる攻撃」と断定。突入した3人は警官によって射殺されたという。自治区の公式ニュースサイトによると、この3人はウイグル族との情報がある。カラカシュ県は人口約57万人で、うちウイグル族が97%以上を占めるとされる。
 同自治区では、政府の抑圧政策に反発するウイグル族住民と治安当局などとの間で衝突が頻発。昨年にはアスク地区で刃物を持った集団が炭鉱宿舎を襲撃する事件が発生、当局は「テロリスト」として女性や子供を含む28人を射殺した。
 今年8月、同自治区トップに、チベット自治区党委書記だった陳全国氏が就任した。亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」のトゥール・ムハメット日本全権代表は「新書記の就任以降、抑圧政策はさらに強まり住民の不満が高まっている」と指摘した。


http://www.sankei.com/world/news/161229/wor1612290048-n1.html