1990年4月5日起きた東トルキスタンのバーリン(バレン)郷大規模農民蜂起26周年記念日に合わせ、4月3日午後、日本ウイグル連盟はバレン郷農民蜂起を記念し、駐東京チャイナ大使館前で抗議行動を行いました。抗議行動で読み上げた、バレン郷事件記念の抗議文と、パティグリ・ゴラム女史の即時釈放を求める声明文は以下のとおりです。

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バレン郷事件記念 中国大使館前抗議行動 抗議文

東トルキスタン(所謂“新疆ウイグル自治”区)のアクト県バレン郷で1990年4月5日に大規模な農民蜂起が発生しました。
農民蜂起の背景には、文化大革命やその後の中共の植民地支配に対する根強い不満、中共の策略による中国人の大量の移住に対する反発、「一人っ子政策」として知られる産児制限がウイグル人への適用に対する抵抗、特に多くの農民の著しい貧困などに対する怒りがあります。
武装蜂起した農民に対し、中共当局は当然ながら正規部隊を投入し、徹底した鎮圧を行うと同時に、バレン郷の一部地域を激しく空爆し、無差別殺戮を行い、多くのウイグル人を殺害しました。
バレン郷の殺戮は中共当局が1989年6月4日天安門大虐殺を行った後のもう一つの大規模な殺戮として歴史に記載されています。
今日はバレン郷事件から26周年の記念日に、日本ウイグル連盟主催で中国大使館前での抗議行動を行っています。

バレン郷のアクト鎮は1984年チャイナ当局に“民族団結のモデル鎮”と名づけられていた。そのようなところで農民の大規模蜂起が起きたのは、一つはチャイナ共産党の激しい圧政が原因であるでしょう。もう一つは、チャイナに侵略された東トルキスタンはチャイナの植民地になり、ウイグル人はいつか必ず祖国をこの植民地状態から解放し、独立建国すると祈願しています。

我々は蜂起に参加され犠牲になったウイグル農民を永遠に記念し、彼らの跡を継いで努力奮闘していきます。バレン郷農民蜂起の指導者ザイニディン・ユスフはじめバレン郷の英雄たちは永遠に我々の心の中で活き続きます。彼らの精神と魂はウイグル人の宝です。

今回の抗議行動におきまして、我々は中華人民政府に次のことを要求します。

1. 今も投獄中のバレン郷蜂起参加者を無条件に釈放し、彼らを自由にすること
2. バレン郷農民蜂起の時無実に殺害されたウイグル人に対し、謝罪の記念碑を建て、その人々を永遠に記念すること
3. ウイグル人に対する民族浄化と民族同化政策を廃止し、ウイグル人の民族自決権を尊重し、ウイグル人に独立建国の自由を与えること
4. 基本的人権が完全に無視され、様々な政治的要求により今獄中にある全ての人々を無条件に釈放すること。

以上

2016年4月3日チャイナ大使館前抗議活動参加者全員


パティグリ・ゴラム女史の即釈放を求める声明文

日本ウイグル連盟

2009年7月5日、チャイナ当局はウルムチで起きた大学生や市民参加の抗議デモを武装警察部隊など国家暴力で激しく弾圧し、数千人を殺害して、夥しい数のデモ参加者を無差別に逮捕して投獄しました。このデモに関係のある者も、無い者もその後行われた大逮捕キャンペーンでまた無差別に逮捕され、投獄されていました。
この様な殺戮や逮捕の中で、数千人に上るウイグル人がその後消息を絶ち、失踪しています。この失踪した人たちの親族などは彼らの行方を追って、当時逮捕を実行した警察当局に問い合せしたら、当局は事実を隠蔽し、正確な情報提供を拒否してきています。この様な理不尽に対し、多くの親族は当局の恐怖政策を恐れ、泣き寝入りして沈黙していますが、一部の勇気ある親族はチャイナの国内外メディアに事実を訴え、当局に圧力をかけています。このような方々のシンボル的存在はパティグリ・ゴラム女史です。
パティグリ・ゴラム女史の息子イマムメメティ氏(25歳)は2009年7月5日のデモの後消息を絶ちました。パティグリ女史は愛する息子を探して、チャイナ当局の様々な機関を訪れ、息子の消息を聞いていました。しかし当局側は彼女に何も教えてあげなかった。パティグリ女史は仕方がなく、ワシントンにあるウイグル語放送に息子のことを訴えました。
当局はイマムメメティの失踪事件を隠蔽するために、パティグリ女史に海外メディアの取材を受けないよう圧力をかけて脅していました。しかし女史は訴えを続けました。結局、チャイナ国家安全機関は彼女を2014年3月27日逮捕しました。
我々は、パティグリ・ゴラム女史を不当に逮捕したチャイナ当局を激しく非難します。同時に、2016年4月7日彼女に対し行う秘密裁判を中止し、パティグリ・ゴラム女史を無条件に釈放し、失踪したイマムメメティ氏の消息を明らかにすることを強く要求します!
チャイナ当局、パティグリ・ゴラム女史を即釈放しろう!
全ての2009年“7・5虐殺”の失踪者の消息を明らかにしろう!

2016年4月3日チャイナ大使館前抗議行動参加者全員